COLUMN
地球も守る!プラントベースフードでヘルシーな生活を。
Wednesday, 31 May 2023 | 著者MiiL
新年度がスタートして約2カ月が経過しました。
新年度がスタートして約2カ月が経過しました。あっという間でしたか?それとも長かったですか?5月は前半にゴールデンウイークがありアクティブに動いた方、ゆっくりと体を労わった方、どちらもいつもとは少し異なるリズムでの生活からスタートした1カ月だったのではないでしょうか。立夏を過ぎて、暦の上ではもう夏です。カラッとした5月晴れの日があったと思ったら、季節が戻ったような肌寒い日が続くなど気温の乱高下もありました。自律神経の疲れを「プラントベース」の食事で整えるご提案から始まった今月のコラムですが、みなさん、お試しになりましたか?
プラントベースをおさらいすると、「植物由来のものを積極的に生活に取り入れる」こと。ヴィーガン(動物由来の食べ物を一切とらないことはもちろん、動物によってもたらされる蜂蜜なども口にしない。食品以外でも動物由来の皮製品などの使用を避ける)や、ベジタリアン(菜食主義者。植物性食品に加えて卵を食べるオボベジタリアンや魚介類を食べるラクトベジタリアンなどさまざまなタイプがある)よりもライトなので、まずは食生活を見直したいという人にとっても取り組みやすい食事法でもあります。植物由来の食品は動物由来の食品と比較して、総じてローカロリーです。
植物由来の食事をとることの利点は健康面だけではありません。環境保全につながるサステナブルな食生活としての位置づけとしても注目されているのです。
植物由来の食事摂取による環境問題対策としては(1)地球温暖化(2)水不足(3)森林破壊が挙げられます。
プラントベースフードは、生産過程で排出される温室後効果ガスの量が畜産業に比べて圧倒的に少ないことが温暖化対策になる大きな理由のひとつです。温室効果ガスの排出を削減できれば、地球温暖化による気候変動や海面上昇などの対策にもつながります。
畜産業は飼料になる穀物を育てるために水を大量に消費します。食肉をプラントベースミートに置き換えた場合は水の使用量が激減するため、世界的な水不足解消の一助になると言われています。
畜産業のための放牧や飼料生産に伴い深刻化している森林伐採問題も、プラントベースミートへの置き換えが解決策のひとつになると言われています。
自分や家族の健康だけではなく、環境問題対策にもなるプラントベース。無理なく、楽しく、おいしく、プラントベースフードを取り入れる生活を心掛けてみてはいかがでしょうか。