肉厚でふっくらとおいしいアジは、絶妙な塩加減でごはんが進む味わい。そのまま焼いて、ダイコンおろしを添えるのが一番シンプルでおいしいけど、毎年たくさん送っていただくのでアレンジメニューのレパートリーも増えてきました。

家族に一番人気なのが、アジの炊き込みご飯。アジの干物をさっと湯通ししてから、酒、しょうゆ、みりん、砂糖を入れて白米と炊き込みます。炊き上がったらアジを取り出して頭やしっぽ、骨を取り除いて炊飯器に戻し、ざっくりと混ぜ合わせて出来上がり。茶碗に盛ったら、娘にはゴマ、大人には千切りにした青ジソやミョウガを乗せていただきます。アジのうま味たっぷりで、おかわり必至のおいしさです。

焼いたアジをほぐして、キュウリの千切りとワカメと共に三杯酢で和えた「アジの酢の物」は、大人の箸休めにぴったり。同じく身をほぐしてから、カブやダイコンの葉と一緒にゴマ油でカリカリになるまで煎ってから白ごまを振ったふりかけも、冷蔵庫に保管しておくとあっという間に無くなる一品なの。

肉料理に比べると出番が少ない魚だけど、特に不飽和脂肪酸が含まれる青魚は積極的に食卓に取り入れたい一品です。