久しぶりのインド、インディラ・ガンディー国際空港。今回は次のフライトまで時間がないこともあり、空港内で食事と休憩をとることにします。

この空港には飲食店がたくさんあります。私はインドではどの地域でもカレーを楽しみにしているのですが、どちらかといえば動物性のメニューが多い北インド料理よりも菜食中心の南インド料理が好み。インドといえばカレーですが、北は動物性多めでとろみがある濃厚なルー、南は野菜の副菜が多くスパーシーでさらりとしたルーという特徴があります。北インド料理よりもあっさりとした南インド料理は疲れた体にも優しく、長いフライトの後にはありがたいメニューが多いのです。さらに、北インドの主食はチャパティやナンなどですが、南インドは米。インディカ米という、日本の米よりも粘り気が少なくさらりとしたごはんは、とろみのないカレーに良く合うのです。

そして今回短い滞在時間の中で私が選んだ食事は「ミールス」。南インドの定食のようなもので、多くの場合は米と2種類以上のカレー、汁気の無い付け合わせ数種類、インドの漬物「アチャール」、ヨーグルト、豆をすり潰して作ったせんべいのような「パパド」がワンプレートになっています。それらを米に混ぜて味の変化を楽しみながら食べるのは至福のひとときです。

あ、北インド料理でひとつだけ必ず食べるものがありました。それはゆでて潰したジャガイモにスパイスを入れて揚げた「サモサ」。スナック感覚で食べられるので、食後におやつとして食べるのが定番。日本人の口に合うので、現地に訪れた際はぜひ食べてみてくださいね。