韓国で過ごす日も今日で最後。最終日の今日は友人とショッピングを楽しんだ後、チメクを楽しむ予定です。

韓国では、サムギョプサルには焼酎、チキンにはビールといったように定番の組み合わせがあり、フライドチキンを食べながらビール(メクチュ)を飲むことを「チメク」と呼びます。チメクは野球のスタンドや公園など野外で楽しまれており、日本でいうピクニックのような感覚に近いものです。野外の開放的な空間で食べる食事は、いつも以上に美味しく感じることがありますよね。日本でも韓国のフライドチキンは流行していて、特に朝鮮語で「味付けされたチキン」という意味を持つヤンニョムチキンは人気の韓国料理の1つです。

ヤンニョムチキンの誕生は、1980年代にあるお店で鶏肉料理を残した客に「冷めた鶏肉は独特な臭みがする」と言われた一言がきっかけ。味噌にニンニク、コチュジャン、香辛料などを加えた韓国オリジナルのヤンニョムソースは、甘辛い味わいがクセになり冷えてもそのおいしさは変わらず、チキンの独特な臭みもしっかりと消すソースで瞬く間に人気のチキンとなりました。

日本では、コロナ禍でおうち時間が増え韓国ドラマが大流行しました。私もドラマの主人公たちがチキンを食べている姿を見てヤンニョムチキンが食べたいと思った1人です。そして、ヤンニョムチキンが流行した要因の1つにデリバリー需要の高まりがあります。ヤンニョムチキンは配達過程で崩れにくく、冷めても家でお店の味が楽しめることから広まりました。

友人とお昼からチメクを楽しみ、明日からのフライトに向けて活力をチャージしたいと思います。