晴れた日には汗ばむ陽気になることもある5月後半。そろそろティータイムのドリンクをホットからアイスに変える人も多いのではないでしょうか。キーンと冷えた飲み物がおいしく感じる季節の到来です。

人は普通に生活をしているだけで、汗や呼吸などから1日に約2,5Lもの水分を失っています。しかし、ほとんどの人が1日に摂取すべき水分量が不足しているのをご存じでしょうか。平均的には1日にコップ約2杯分の水分が足りていないとされており、水分が不足すると夏季の熱中症はもちろん、脳梗塞や心筋梗塞の大きなリスク要因になってしまいます。のどが渇いたときにはすでに脱水症状が始まっているともいわれており、厚生労働省が行っている「健康のため水を飲もう　推進運動」では、のどが渇く前のこまめな水分補給を推奨しています。ただし、アルコールは摂取した水分の1,1倍を排出してしまうので実は水分不足を補うことができません。コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物も、摂取量が多すぎると利尿作用が勝ってしまうというデータもあり注意が必要です。また、糖分が多く含まれていたりカロリーが高い飲み物は肥満の原因になってしまいます。

カフェやレストランなどで見かける「デトックスウォーター」は、フルーツやハーブの香りや風味が水に移ってさっぱりとした飲み口が話題になり、一大ブームになった水です。簡単に作れるので、自宅に作り置きをするのもいいかもしれません（作ったその日のうちに飲み切りましょう）。また、少量のジャムやリンゴ酢、梅シロップ、ドライフルーツ、ハーブコーディアルなどを炭酸水で割るとさっぱりとした風味を楽しめる炭酸飲料になります。市販されているレモンの原液にはちみつを入れて水や炭酸で割ればレモネードやレモンスカッシュに。いずれも簡単にできてローカロリー、おいしく水分摂取ができるおすすめのドリンクです。

ぜひ好みの味を見つけて、これからの季節は意識して水分摂取をするよう心掛けてみてください。