COLUMN
画期的なアドバイスに感謝して、土用の丑の日はうなぎで滋養強壮!
Wednesday, 24 July 2024 | 著者MiiL
ミキです。今日は土用の丑の日。
日本には古くから、丑の日には「う」のつく食べ物を食べ、滋養強壮や無病息災を祈る習慣があります。特に夏の丑の日は、梅雨から夏へと季節が移り変わる時期と重なり、夏バテしやすい時期。夏バテしやすいからだに、栄養のある食べ物をたくさん食べ、力をつける意味でもあります。
「う」のつく食べ物は、牛や瓜、梅干し、うどんなどありますが、定番はウナギ。
ウナギは豊富なビタミンやたんぱく質を含んでいて栄養満点。そして、なんといっても蒲焼きの甘じょっぱい味に食欲が沸きます。買ってきたウナギのかば焼きをそのままうな丼にするのではなく、ひと手間加えるとさらにおいしくなるんです。フライパンに酒を入れ熱し、アルコールが飛んだら、ウナギの皮目を下にしてふたを閉じ、水分が飛ぶまで蒸します。このひと手間がうなぎをふっくらと柔らかく仕上げてくれるんです。温かいごはんの上に、ウナギのかば焼きをのせ、たれとさんしょうをかけたら完成。
毎年、土用の丑の日にウナギを食べていますが、なぜ土用の丑の日はウナギを食べるのか、疑問に思って母に聞いてみたんです。
そうしたら、とっても面白い話が聞けました。諸説ありますが、江戸時代にあったあるウナギ屋さんが、こってりとした味付けのウナギのかば焼きが夏に売れず悩んでいて、蘭学者の平賀源内に相談したようなんです。そうしたら、「本日 土用丑の日」と書いた看板を出すようにアドバイスされ、見慣れない文字に足を止めたお客さんが次々とうなぎのかば焼きを買い、大繁盛したんだとか。それ以来、土用の丑の日はウナギが定番となり、現代でもその風習が残っているだって。
ウナギが大好きな私は、現代にも風習が残る画期的なアドバイスをした平賀源内に感謝をして、おいしくウナギをいただきます。