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残った切り餅をアレンジ!手作りの立春大福と楽しむ春の訪れ。

Tuesday, 04 February 2025 | 著者MiiL

ミキです。きのうは立春。

暦の上では春を迎え、春の兆しがみられるとされる時期です。まだまだ寒さが厳しく、どちらかというと冬真っただ中なので、あまり「春」という季節にピンときません。
立春の日は節分のように特別なにかをする決まりはありませんが、食べると縁起の良いとされる食べ物がいくつかあるんです。
例えば、立春生菓子。立春生菓子とは立春の朝に作られた生菓子のことで、その日のうちに食べてしまう生菓子です。春を感じる塩漬けされたサクラの葉でサクラ色の餅を包んだ桜餅や鮮やかな若草色がきれいなうぐいす餅などが定番ですが、「大きな福を呼ぶ」と言われる大福も「立春大福」と呼ばれ、立春に食べると縁起が良いとされているそうです。大福は名前から縁起が良いですが、材料のアズキも縁起の良い食材のひとつなんです。赤色のアズキは邪気を払う力があるとされに限らず赤飯などいろいろなシーンで縁起の良い食べ物として登場していますよね。

きのうは母と一緒に朝から立春生菓子作りに挑戦です。
大福の皮に使うのは白玉粉が一般的ですが、お正月に食べきれなかった切り餅があるので切り餅を使って作っていきます。まずは手間暇のかかるあんこから始めます。あんこはアズキの渋味や雑味が残ってしまうとおいしく仕上がらないので「渋きり」という作業がとても重要なんだそうです。大きな鍋に水で洗ったアズキと水を入れて中火で煮込み、沸騰したら火を止めしばらく蒸したら煮汁を捨て、水を加えます。再度中火で煮込み途中アクを取ったりしながら50分程煮込むと固かったアズキが指で潰せるぐらいのやわらかさになってくるので、また火を止めて蒸らし、砂糖を加えて中火でさらに煮込みます。このあたりで私はアズキを炊くところからやってみたいと言ったことに後悔しました。ことこと煮て汁気がほとんどなくなったら塩を加えて完成です。
次は切り餅で皮作り。こちらはあんことは違って簡単です。耐熱ボウルにさいの目切りにした切り餅と水を加えて電子レンジで加熱してなめらかになるまで練ったら、かたくり粉をまぶしてギョーザの皮のように丸く伸ばしたら丸めたあんこを包んでシンプルな大福は完成。今回は春らしくイチゴを入れたフルーツ大福も作るので、ヘタを切り落としたイチゴをあんこで包み、皮で包んだら立春大福作りはおしまいです。

手間暇かけて作ったあんこはアズキの素朴な味わいまで楽しめる控えめな甘さが絶品。イチゴの甘酸っぱさとの相性も抜群でとってもおいしい立春大福が出来上がりました。

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