COLUMN
寒い日は熱々の焼き芋が極上のおやつです。
Wednesday, 13 November 2024 | 著者MiiL
ミキです。やっと肌寒い秋らしい気候になってきましたね。
11月初めの休日に新幹線に乗って旅行に行きましたが、楽しみにしていた紅葉は見れず、残念な気持ちで旅を終えました。今回友人たちと行ったキャンプ場ではきれいに色づいた紅葉を見ることができ、今しか見ることのできない絶景を写真に収めていたらふわりといい香りが。近くで焼き芋の食べ比べをやっていたので参加してきました。焼き芋にするサツマイモの種類は「紅あずま」「紅はるか」「紅天使」の3種類。サツマイモを丁寧に洗い水気を拭いたら、よく湿らせた新聞紙で包み、その上からアルミホイルでしっかりと包んだら、たき火の中に入れ30分ほど待ちます。
茨城に住んでいる私にとってサツマイモはなじみ深い野菜のひとつ。料理はもちろん焼き芋や干し芋など、おやつでもよく出ます。わが家でよく出る焼き芋は紅あずまの焼き芋。最近はやりのスイーツのような焼き芋とは違い、ホクホク食感でしっかりとした上品な甘さがある昔ながらの焼き芋です。
食べ比べで使った紅はるかは糖度が高い品種で、イチゴは糖度10度前後、メロンは糖度15前後ですが、紅はるかはなんと糖度30度前後。野菜の域を超える甘さをもっている紅はるかは、しっとりとした食感と濃厚な甘さが特徴で、焼き芋はもちろん糖度が高いので冷やしてもおいしいサツマイモです。そして、紅はるかの糖度をはるかに超える甘さをもつのが紅天使。紅天使は紅はるかを熟成させたもので、最高糖度は47度に達することもあるんだとか。水分量が多ので、焼き芋にするとやわらかく、ねっとりとした食感と蜜のような濃厚な甘さが味わえます。
出来立ての焼き芋を半分に割って、まずは一口いただきます。
食べ比べてみると品種の違いが分かっておもしろい!食べ比べを楽しんだ後は、キャンプ場で準備してくれたバターや塩、シナモンパウダーなどで味変を楽しんで焼き芋の食べ比べを締めくくりました。まだまだ寒い季節が続くので、焼き芋を楽しみたいと思います。
■MiiLのコラムは、ヨガインストラクターのルル、大学生のミキ、キャビンアテンダントのミランダ、主婦のサラ、会社員のリョウの5人がそれぞれ毎日の生活の中で感じたことや、食に関するあれこれを毎月のテーマに沿ってフランクにつづっています。11月のテーマは「Thanksgiving(収穫祭)」。日本ではあまりなじみのない収穫祭ですが、アメリカでは日本の正月のような位置づけの“家族で過ごす祝日”。アメリカ大陸に渡ってきた人々が、この地で生きる術を伝授してくれた先住民族のネイティブアメリカンを招いて収穫に感謝する宴を催したことが起源とされています。今月は、食に感謝を込めたコラムをメインにお届けします。