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短冊に願いを込めて、夜空を見上げよう

Friday, 07 July 2023

中国で迎える七夕。

中国で迎える七夕。天の川の両端に引き離された織姫と彦星が年に1度会えるこの日は、中国が発祥の行事ですが日本でも古くから知られている行事の1つです。日本では、笹の葉に願い事を書いた短冊や飾りを吊るし、空を見上げたり、素麺を食べたりしながら過ごします。

小さいころに聞いた七夕の言い伝えは織姫と彦星のお話です。

小さいころに聞いた七夕の言い伝えは織姫と彦星のお話です。はた織りが得意な神様の娘「織姫」と働き者の牛飼い「彦星」は神様に認められ結婚しました。しかし、仲良く過ごしすぎて仕事をしないことに怒った神様が2人を天の川の両端に引き離しました。引き離されあまりにも元気をなくした姿を神様が見かねて、年に1度7月7日に会える日を設けたといわれています。

そして、七夕の日に食べる素麺にはこんな言い伝えがあります。発祥の地中国では索餅という小麦粉をベースにした細い糸のようなものを縄状に結んだお菓子を食べています。索餅を食べるようになった由来は諸説ありますが、その昔、中国では熱病が流行しており帝の子も熱病で亡くなりました。その後も熱病の流行は続き、亡くなった子どもの霊が熱病を流行させていると噂されるように。そこで帝の子の命日である7月7日に生前好物であった索餅をお供えしたところ、熱病が鎮静化したとか。そこから七夕の日は索餅を食べ、無病息災を祈るようになったといわれています。

日本には奈良時代に七夕の言い伝えや索餅を食べる文化が伝わり、平安時代には宮中行事として、江戸時代には庶民の行事として広まり、次第に形を変え同じ小麦粉からできた素麺を食べるように変化していきました。

七夕の由来を知ると世界中の人たちの無病息災を願わずにはいられません。

子どものころは願いごとを書いた短冊を吊るし夜空を見上げる楽しい日でしたが、七夕の由来を知ると世界中の人たちの無病息災を願わずにはいられません。今年の七夕の日は世界中できれいな星空が見られますように。

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