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美味しい保存食で見直そう、災害備蓄

Thursday, 31 August 2023 | 著者MiiL

8月30日から始まった防災週間。

8月30日から始まった防災週間。昭和58年(1983年)5月24日に中央防災議会で決定されて以来、「防災の日」の9月1日を含む毎年8月30日から9月5日までの週を防災週間としています。この週間に防災知識の普及や防災訓練の実施等を行う自治体や企業が多く、家庭では災害時の連絡手段や避難場所、備蓄等について話すこともあるのではないでしょうか。

災害に対する備えの1つに「ローリングストック」があります。近年定着してきている「ローリングストック」ですが、普段の食品を少し多めに買い置きし、賞味期限の古いものから順に消費していき、消費した分を買い足すことで一定の食品を家庭にストックする状態のことを意味し、日常備蓄あるいは買い置きとも呼ばれています。災害を見据えた防災備蓄にはローリングストックのように日常的に消費する日常備蓄と災害時に消費する非日常備蓄の大きく分けて2つの分類があります。

災害時は、いつもと違う環境下におかれ、心身共にストレスを抱えやすくなります。普段感じることのないストレスを抱えることで普段よりもイライラしたり、神経過敏になり不眠や便秘などを引き起こしたりする可能性があります。電気やガスといったライフラインが停止するといつものように食事がとれなくなり、備蓄された食品を口にするようになります。水やお湯を入れるだけで食べられるアルファ米や乾パンなどの非日常備蓄では、初めて口にすることも多く、慣れない味を毎日食べ続けることは心身的に負荷がかかることもあります。こうした「万が一」を見据え食べ慣れた食品をストックしておくことの重要です。災害時は栄養バランスが崩れやすいので、不足しやすいたんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などが摂れる食品をローリングストックしておくことが望ましい。

例えば、レトルト。最近では常温のままでも十分美味しく食べられるものが多く、豚汁やけんちん汁などの汁物やカレーなど種類豊富にあります。これなら非日常食のアルファ米などと一緒に合わせて食べることができ、野菜や肉、水分も補給できます。また、さばやシーチキン、やきとりなどの缶詰も不足しやすいたんぱく質などの栄養素を摂ることができます。

災害時は普段とは異なった特殊な環境。だからこそ、甘い食品の存在は大きくなります。ドライフルーツや普段食べているお菓子などもローリングストックしておくことを忘れないようにしましょう!甘いものを口にするだけでリフレッシュできることもあります。

日本には嬉しいことに美味しいレトルトや缶詰など、優れた保存食がたくさんあります。防災週間を機に新しい保存食に挑戦してみたり、備蓄する保存食の種類を検討してみたりしてみませんか?

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