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家族で見直そう、食事の大切さ

Friday, 30 June 2023 | 著者MiiL

暖かく心地の良い気候だった6月の初め。

暖かく心地の良い気候だった6月の初め。6月9日には関東の梅雨入りが発表され、ジメジメと蒸し暑い梅雨のシーズンがスタートしました。梅雨の晴れ間のジリジリと暑い日差しに夏の到来を感じながら、私も娘の成長を感じられるひと月となりました。

好き嫌いが多く、食事をなかなか完食することができない娘のために、家庭菜園に挑戦してみたり、一緒に料理をしてみたりと「食」に触れる機会を増やしてきました。少しは食べ物への苦手意識が変化したように感じます。

「食育」は、知育、徳育および体育の基礎となるべき位置づけを様々な経験を通じて「食」に関する知識や選択する力を身に着け、健全な食生活を送ることが目的です。食育基本法には大きく3つの柱があり、安全か危険か、健康のためにどんな食事が良いのかなど、「食べ物を選ぶ力を習得すること」、家庭の食卓の中で供食することで一般常識を培う「衣食住の伝承」、そして食品ロスや環境汚染など大きな問題となっている「食料問題や環境問題」です。

私たちは生涯を通して約9万回食事をするといわれています。健康でいきいきと過ごすためには子どもはもちろん、大人になってからも「食育」は必要です。

保育園や幼稚園、学校に通う子どもには給食があり、栄養バランスの取れた食事や行事食に触れる機会があります。しかし、大人になると自由に食事を選択ができるようになり、自分が好む味付けの食事やジャンクフード、物価高騰による経済的問題でカップラーメンなど安価な食事で済ませることもあります。忙しい日々を過ごす中で、6つの「こ」食が増えていることも問題です。ひとりで食事をする「孤食」、家族で食事をしているのに、各々好きなものを食べる「個食」、決まったものしか食べない「固食」、パスタやピザなど粉を使った主食に偏る「粉食」、ダイエット等でいつも少ない量しか食べない「小食」、加工食品等の濃い味付けのものを食べる「濃食」。実は大人の方が食育を必要としているかもしれません。家族で食卓を囲む「供食」を意識することで、食事の大切さや楽しさ、食文化を学ぶことができ、社会のルールを学ぶ場にもなります。

近年の食育では、日本の食文化や地域の産物を活かした郷土料理を継承することや、食資源を大切に無駄や廃棄のない環境問題に配慮した食生活を送ること、食に関する理解を深め食生活を見直すことが重要視されています。

食育は特別なことをするよりも、無理のないことを継続的に行い習慣づけることが大切です。

例えば、一緒に料理を作ることや買い物をするときに食材を選んでもらうことなど。親のことを手伝うことができた達成感や自分で野菜を洗ったりピックをさしたりして作った料理は自慢したくなります。自慢したからには苦手な食材も残さずに食べてくれるかもしれません。日本には四季があり、スーパーに並ぶ食材もその時期の旬の食材が並びます。買い物へ行き実際に目で知ることや、行事食を楽しむことは食への興味に繋がります。

なにより大切なことは、食卓を囲み家族で楽しく食事をすることです。楽しく会話をしながら食事をすることで心が満たされ、身体だけでなく心の健康にも良い影響をもたらすことが期待されます。

7月は夏休みがあり、我が家はイベント盛りだくさん。娘は祖父母のところへ遊びにいくことが楽しみなようです。食べられなかった食材が食べられるようになった娘の成長した姿を見てもらうことが私は楽しみです。

来月も楽しい食事を通して、良い生活を送りましょう。

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