COLUMN
春分の日に桜餅を手作りします。
Thursday, 20 March 2025 | 著者MiiL

こんにちは、サラです。春のお彼岸といえば「桜餅」。
私が慣れ親しんだ桜餅は薄いクレープ状の生地であんこを巻き、塩漬けされた桜の葉で包んである「関東風」ですが、関西ではもち米を乾燥させ粉砕した道明寺粉を使って作る桜餅が主流なんですって。
桜餅の発祥は江戸時代。墨田川のほとりに建つ長命寺の門番だった山本新六が、大量に落ちてくる桜の葉をどうにか活用したいと塩漬けにして餅を巻いて売り出したことが始まりだと言われているそうです。それが話題になって全国に広まる過程で、関西では道明寺粉を使った桜餅が定着したそう。どちらも塩漬けにした桜の葉で巻くことと、あんこを包む餅や生地が桜を思わせるピンク色なことが共通です。
この時期になると、スーパーでは関東風も関西風も売っているので好みのものを購入するのですが、娘は関西風が好みのよう。いつもは購入する桜餅、今年は娘のリクエストで手作りに挑戦してみようと思うのですが、さすがに私も関西風の桜餅は初挑戦。きょうは予定していたランチ会が友人の体調不良で延期になり、時間がぽかりと空いたのでこっそりと予習をしてみたいと思います。
こしあんは作ったことが無いのですが、レシピを見ると思った以上に時間も手間もかかりそう。小豆は水にさらしておかずに、洗ってそのままあく抜きをするとか、目の粗いざるでこしてからさらに目の細かいざるで何度かこしたり、水を入れたボウルに、ざるについたあんを落としたり、レシピ動画を見ながらその工程に驚くことばかり。液状のあんを布巾で絞る「さらしあん」というものを初めて知りました。さらしあんにグラニュー糖と水を入れて、強火で水分を飛ばすという過程は娘が喜びそうな作業だけど、ここまでたどり着くまでが大変そうだ…。
MiiLの特別栽培北海道十勝産小豆は濃厚な小豆の風味が楽しめるので、ぜんざいなどによく使うわが家の常備品。大きな粒が特長なので、こしあんを作るにはちょっとオーバースペックな気もするけど、せっかくこんなに手間をかけるのだから間違いにないいつもの味で作ってみよう。
道明寺粉の扱いはそう難しくなさそう。こしあんがたくさんできそうなので、白玉粉を使った関東風の桜餅も作ろうかな。桜の塩漬けと食紅を用意して準備万端。おいしく作れるといいな。