COLUMN
水の都生まれの女王様
Wednesday, 12 July 2023 | 著者MiiL
長時間のフライトが終わりイタリアに到着しました。
長時間のフライトが終わりイタリアに到着しました。久々のヨーロッパに心が躍ります。今回のヨーロッパのフライトではショッピングやグルメ、散策などを楽しむ予定です。この時期のイタリアは心地よい気候で、歴史的建造物が並ぶ街並みは長い時間歩いていても飽きません。
「ティラミス」は『私を元気づけて』という意味の名前です。
イタリア東北部のヴェネツィアで生まれたデザート「ティラミス」は、イタリア語の『tira(引っ張って)』『mi(私)』『su(上へ)』の言葉からつけられ『私を元気づけて』という意味の名前です。その名の通り、元気を出したい時やちょっとしたご褒美に食べるデザートの1つです。
ティラミスは程よい甘さのマスカルポーネクリームと、ふんわりと柔らかいスポンジに染み込んだほろ苦いコーヒーのハーモニーが楽しめる大人の味わいのデザートです。子どものころには分からなかったこの苦みが今の私にはちょうど良いほろ苦さ。
ティラミスは「ズッパ・イングレーゼ」というお菓子が原型という説がありますが、イタリア東北部のヴェネト州のレストランで誤って溶き卵と砂糖が入ったボウルに、マスカルポーネチーズを入れてしまったのが始まりという説が有力視されています。偶然交わった玉子と砂糖、そしてマスカルポーネチーズの美味しさから、試行錯誤を重ねほろ苦いコーヒーと組み合わせたティラミスが誕生しました。1990年頃、日本で「イタリアンデザートの新しい女王」として紹介され、瞬く間にティラミスが大ブームに。今でもクッキーやアイスなどティラミス風味のスイーツが販売され続けるほど日本でも愛されているデザートです。
偶然の産物とはまさにこのことですね!誤って入れていなかったら、私たちはあんなに美味しいデザートに出会えてなかったかもしれません。
ティラミスの話をしていたらなんだか食べたくなってきました。
ティラミスの話をしていたらなんだか食べたくなってきました。
水の都ヴェネツィアのゴンドラに乗り楽しんだ後は、ティラミスを嗜みに足をのばそうかしら。