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初物の酸っぱい梅干しと蜂蜜漬けの甘い梅干しはわが家の夏の味。

Tuesday, 30 July 2024

ミキです。今日7月30日は梅干しの日。

6月の梅仕事で塩漬けにした梅の実を天日干しすることを「土用干し」といい、土用干しが終わり完成した、初物の梅干しが食べられる時期であることと、梅干しは古くから縁起の良い食べ物とされていて、梅干しを食べると難(7)が去(3)るという語呂合わせから、梅干しの日として制定されたようです。

梅干しは梅の実にしわが寄っていることから、しわが寄るまで夫婦仲良く歩んでいけるようにと「夫婦円満」を、梅の木が長生きであることから「長寿」を願って贈られることがある、とても縁起の良い食べ物なんです。
毎年家族全員で梅仕事をしていますが、実は土用干しを終えた初物の梅干しを食べるまでがわが家の梅仕事です。家庭で漬ける梅干しは保存の観点から塩分濃度が高く、初物の梅干しはまだまだ塩辛さと酸っぱさが強い梅干しで「酸っぱーい!」と、口をすぼめてしまいます。祖父と父はこの塩辛い梅干しで食べるお茶漬けが好きなようで何粒か食べますが、1/3程度の梅の実を取り出して、残りは梅の酸味と塩味のバランスが良く、まろやかになる冬ぐらいまで漬けておきます。

取り出した梅の実は蜂蜜漬けにします。水を張ったボウルに梅の実を入れて数日掛けて塩を抜いていきます。塩が抜けたら、ひと晩かけて水気を切り、梅の実の表面の水分を拭き取ったら、保存袋に蜂蜜と梅の実を入れて数日漬け込みます。蜂蜜と漬けた梅の実から水分が出てきたら完成。
梅の程よい酸味と蜂蜜の甘みが夏の梅干しの味。出来立ての蜂蜜漬けの梅干しの実を叩いて、かき氷にかけて食べたり、そのままお茶請けとして一粒食べたりと、蜂蜜漬けの梅干しはこの時期にしか味わえないわが家の梅干しの味です。

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