COLUMN
みそで実践!話題のシンバイオティクス。
Friday, 05 September 2025 | 著者MiiL

まだまだ残暑が厳しい日が続いています。
新学期もはじまり、何かと慌ただしい毎日ですが体調管理には気を付けたいですよね。そこでおすすめしたい食品が「みそ」です。
みそは古くから日本の食生活を支えてきた発酵食品で、たんぱく質や食物繊維、乳酸菌などの栄養素が豊富に含まれています。そして近年話題の「腸活」にも、みそは優秀な食品として活用されているのです。腸活は、腸内に40兆いるといわれる腸内細菌のバランスを整え、健康や美容をうながす活動。腸内細菌は大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類で、腸内環境(腸内フローラ)は善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1の理想的なバランスになるための食生活がさまざまな角度から提案されています。
さらに、昨今の腸活では「シンバイオティクス」というワードがトレンドに。シンバイオティクスは乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌などの善玉菌「プロバイオティクス」と、そのエサになり増殖を助ける「プレバイオティクス」を一緒に食べることで善玉菌そのものを増やし、腸内環境を整える短鎖脂肪酸をつくることができるのです。みそはみそ汁のほか、炒め物などで使用することが多いと思いますが、みそに含まれる乳酸菌は加熱すると死滅してしまうので、できれば野菜のディップソースや冷や汁など火を使わない料理で取り入れてみましょう。ただ、死滅した乳酸菌はプレバイオティクスになるため、腸に良い効果をもたらすことに変わりはありません。みそ汁はさまざまな具材と合わせることができるので、腸活にはもってこいの一品です。