COLUMN
夏野菜の王様、ゴーヤを食卓に!
Wednesday, 23 July 2025 | 著者MiiL

その栄養価の高さから「夏野菜の王様」とも称されるゴーヤ。
暑さ対策のグリーンカーテンとしてゴーヤを育てている方も多いのではないでしょうか。病気に強く、収穫もできるゴーヤはプランターでも育てることができるため、集合住宅でも手軽に栽培ができるおすすめの植物です。実がなる姿もかわいらしく、暑さ対策以外でも日々植物の成長を愛でる楽しみもあります。
ゴーヤの原産地はインド島北部といわれており、14世紀末に中国に伝わって当時の琉球王国(沖縄県)に持ち込まれたのは15世紀前半。栽培が比較的簡単なこともあり、今では国内各地でグリーンカーテンとして育てられるようになりました。ゴツゴツとした見た目が特徴のゴーヤは、独特の苦みがあるため好みが分かれる野菜ですが、ビタミンCや葉酸、ビタミンE、カリウムなどが豊富に含まれるなど栄養価はピカイチ。ゴーヤに含まれるビタミンCは熱に強いため豚肉や卵と炒める「ゴーヤチャンプルー」は夏バテ対策にもってこいの料理のひとつです。苦み成分のモモルデシンは食欲増進作用がありますが、苦手な場合は「水分を出す」ことで緩和されます。おすすめはゴーヤを薄切りにして砂糖と塩を揉み込み、出た水分を絞る方法。ほんのりと砂糖の甘さも感じられるため、生のまま和え物にしてもおいしく食べられます。また、揚げてゴーヤチップスにするとさらに食べやすくなりますよ。さくっと揚げたチップスはそのまま食べるのはもちろん、料理に使うと手軽に季節感のある味わいを楽しめます。