COLUMN
プリン発祥のパリで思い出す、日本発祥のプリンアラモード。
Friday, 21 June 2024 | 著者MiiL
こんにちは、ミランダです。 フランス滞在最終日。
今晩のフライトで帰国予定なので、朝はゆっくりと起床してカフェでブランチをとることにしました。定番のオニオングラタンスープやガレットをゆっくりと味わって優雅な気分。意外にも定番すぎて食べたことが無かったガレットコンプレット(そば粉を使った甘くないクレープ生地にチーズ、ハム、卵を乗せたガレット)は、チーズの塩味が食欲をそそる味わいでおかわりしちゃいました。デザートまで食べるつもりでいたのに、予想外にたくさん食べてしまってお腹の容量が…。でもやっぱりスイーツは別腹。フランスの国民的お菓子「フラン」とカプチーノを注文しました。
フランは焼きプリンタルトのような食感と味で、パリのカフェやベーカリーにはどこにでも置いてあるお菓子です。若かりし頃に、プリンがイタリア発祥と聞いて本場の味を楽しみにしてパリに来た時に、いわゆる食べ慣れたデザートプリンはフランスにはないことを知って衝撃を受けたことを思い出しました。もっともプリンに近いスイーツはこのフランかクレームブリュレ。プリンはどうも日本独自に進化したようなんです。昨今のレトロブームもあって、私の大好きな硬めのプリンが喫茶店の定番メニューに復活してきたのが数年前。最近ではレトロな器で提供されるプリンアラモードも気軽に楽しめるようになってきました。プリンと生クリームの組み合わせが大好きな私にとって、さらにフルーツも乗ったプリンアラモードは至福のデザート。ああ、帰国したら真っ先に行きつけの喫茶店で注文しよう!まさか、パリでブランチ中にプリンアラモードを思い出すなんてね。