COLUMN
食品ロスを出さないために。ひと工夫で生まれ変わる食材
Thursday, 08 February 2024 | 著者MiiL
ミキです。 先日、家族で北海道へ旅行に行きました。
真っ白な銀世界の北海道は美しく、私の念願だった「白金青い池」にも行けて大満足の旅行となりました。宿泊した旅館も雰囲気がとっても良く、豪華な部屋食に母の喜ぶ姿を見て私もうれしくなりました。帰りの飛行機ではカフェや旅館のおいしかった料理の話で持ち切りでした。
母はその週に使う食材を使い切れる分だけ購入していますが、家族の反応が良い料理があるとつい買いすぎてしまうみたいなんです。今回の鍋とうふもいい例で、北海道で食べた湯豆腐がおいしくてつくばに帰ってからも湯豆腐が食卓によく並んでいます。
母は必ず食材をきれいに使い切っていますが、買いすぎてしまって使い切れそうにないときはひと手間を加えて食品ロスにならないように工夫しています。過去にも木綿豆腐を冷凍保存して、解凍後に手でぎゅっと潰して肉の代わりにドライカレーに加えたり、焼肉のたれで味付けをして三色丼にしたりとおいしく生まれ変わってきましたが、鍋とうふは「大豆の濃厚な味がおいしい」と母が絶賛していたので、どんな風になるのか楽しみにしていたんです。
忘れた頃に、食卓に薄くスライスされた薄茶色のものが食卓に並び、一口食べるとクリームチーズのような食感と味がしたんです。「これはもしかして!」と思って母の顔を見るとにこにこ。なんとあの鍋とうふ。水切りした豆腐に味噌を塗ってラップでくるみ、冷蔵庫でしばらく寝かせると濃厚なクリームチーズのような味噌漬けになるようです。父も味噌漬け豆腐をアテに晩酌がいつもより進んでいました。「濃厚な大豆の味がおいしい豆腐だからこそ、このアレンジいいよね!」と母もうれしそうでした。また、鍋とうふが買い足される予感がしています。