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私の生活を彩るコーヒーの存在。

Thursday, 30 January 2025 | 著者MiiL

コーヒーにはどこか魔法のような魅力があるとずっと感じてきました。

それは儀式であり、心の安らぎであり、一日を乗り切るための原動力でもあります。その一杯一杯にはそれぞれのストーリーが込められていて、そのストーリーの中で、豆や焙煎は登場人物のような存在です。そして今日、最近お気に入りの「MiiL Coffee」が、どのように私の生活に溶け込み、織り込まれていったのかを思い返しているのです。

年末年始に茨城の実家に帰り、両親と過ごしました。朝、目覚めるといれたてのコーヒーの香りが私を包み込んでくれていました。驚いたのは、香りで多くの感情が呼び起こされるということです。安らぎ、懐かしさ、そして期待感さえも。その時のコーヒーはエチオピア産で、しかも地元のスーパー「カスミ」のプライベートブランド「MiiL」なのだと聞かされました。この日飲んだコーヒーは、ほのかなベリーとチョコレートの風味。ほかにも、5種類の異なるフレーバーがあるとのことで、これら全てを試すのが今から楽しみです。

コーヒーは、私の人生に常に寄り添ってくれる存在です。これまで、朝の数えきれない時間を、コーヒーを片手に日記を書きながら過ごしてきたことを思い出します。その静かなひとときは神聖であり、まるで世界が一時停止して私が息を整える時間を与えてくれるかのようでした。そして大学時代の深夜の勉強時間、教科書に必死に目を通しながら、インスタントコーヒーの苦味が眠気を追い払ってくれたことを今でも覚えています。

私は幸運にもボストンで学業を追求することができ、ニューヨーク市で働き、生活する機会にも恵まれました。アメリカのコーヒー文化は都市ごとに独特で、ニューヨークのコーヒー文化は多様で、選択肢の多さが特徴です。一方で、ボストンのコーヒー文化は、歴史的な魅力と知的な雰囲気の中で、より落ち着きのあるものとなっています。

帰国する際、アメリカで好きになった、あの豊かなコーヒーの味わいをつくばでも見つけられるのだろうかと不安でした。東京のコーヒーシーンは、知っていました。滑らかなハンドドリップからベルベットのようなラテまで、日本ならではのホスピタリティと共に、精密さと芸術性が融合しています。でもつくばでは?はたしてつくばで、気に入ったものなど見つけられるのだろうかと思っていました。

今朝、コーヒーを飲み終えたとき、安堵の気持ちが湧いてきました。お気に入りのブレンドは家の近くにある「BLANDE」で手に入る。大切なのは、アメリカで好きだったコーヒーをここで見つけようとすることではなく、新しい形で再発見することなのだと気づいたのです。

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