COLUMN
寒い冬は温かいおでんでほっこりと!旨みたっぷりの煮卵天をいただきます。
Wednesday, 27 November 2024 | 著者MiiL
ミキです。秋から冬へと一気に季節が進み、朝晩はコート着て出かけるようになりました。
テレビを見ていてもクリスマスケーキやおせちの情報を目にするようになり今年も残り1カ月なんだとやっと実感しました。寒い季節は体の芯からぽかぽかと温める鍋料理がおいしい季節。
鍋料理は、鍋の中にさまざまな具材を入れて煮込みながら食べる料理のことで、日本だけではなく世界中で食べられている料理のひとつです。日本では各地の特産物などを入れた鍋料理がたくさんあるんです。北海道はサケを入れた「石狩鍋」や、秋田県ではご飯をすりつぶして串に巻き付け焼いたきりたんぽを入れた「きりたんぽ鍋」など、ほかにもいろいろな鍋料理があり、わが家の食卓にも冬は毎日のように鍋料理が並びます。不思議なことに、全く飽きないのが鍋料理の凄いところ。
鍋料理の中でも私が一番好きなのは「おでん」。寒さが厳しくなり始める時期、コンビニへ入るとおでんの良い香りがしてきて「あぁ、冬だな」と実感するほど、私にとっておでんは冬を感じる料理です。
わが家のおでんは、かつお節と昆布でだしを取ったあっさりとした味わいです。少し薄味なのでさつま揚げやはんぺん、つみれなど、練り物をたくさん入れるのが母のこだわり。魚が原料の練り物は鍋に入れて煮込むだけで、魚の旨みが溶け出しつゆをおいしく仕上げてくれます。もちろん、練り物も野菜やほかの具材の旨みを吸ってさらにおいしくなるので、わが家では練り物は人気です。中でも一番人気なのが「煮卵天」です。煮卵天は半熟卵を魚のすり身で包み揚げたもの。もちろん、そのまま食べてもおいしいですが、おでんに入れると表面のすり身がつゆを吸ってぷりっとした食感になり、おでんのつゆと一緒に食べる半熟卵は絶品です。わが家では欠かすことのできない具材です。
これから寒さの本番を迎える季節。今年は何回おでんが食べられるかな。
■MiiLのコラムは、ヨガインストラクターのルル、大学生のミキ、キャビンアテンダントのミランダ、主婦のサラ、会社員のリョウの5人がそれぞれ毎日の生活の中で感じたことや、食に関するあれこれを毎月のテーマに沿ってフランクにつづっています。11月のテーマは「Thanksgiving(収穫祭)」。日本ではあまりなじみのない収穫祭ですが、アメリカでは日本の正月のような位置づけの“家族で過ごす祝日”。アメリカ大陸に渡ってきた人々が、この地で生きる術を伝授してくれた先住民族のネイティブアメリカンを招いて収穫に感謝する宴を催したことが起源とされています。今月は、食に感謝を込めたコラムをメインにお届けします。